2024年9月30日月曜日

マイナ保険証の存在理由

コロナ禍で保健所がパンクしました。患者情報がデジタル化されておらず、紙に書いて集計していたからです。あのようなパンデミックはまた起きます。その時になって、コロナ禍のミス[^1]を繰り返してはいけません。病歴は究極の個人情報なので、情報保護は当然です。そのうえで今どこに何人の患者がいて、どこの病院にはどれだけ病床が空いているか、どこの医院は患者を診察しているかを明示できるシステムが必要です。SARSで学んだ韓国や台湾ではそんなシステムを準備したのに、日本は遅れています。薬局にあるマスクの在庫までネットで知らせた台湾は、保険証でマスクの購入制限も可能にしました。


既存の保険証には顔写真がないという致命的な欠陥があります。このため他人が被保険者になりすまして医療を受ける事ができ、どれだけの不正が行われているのかもはっきりしません。顔写真がないものを本人確認には使えないので、マイナ保険証に置き換えています。医者では在留カードまで調べませんので、既存の保険証は一刻も早く廃止すべきです。コロナで明らかになった日本のアナログ問題に焦点を当てないのは、この記事[^2]の欠点です。既存の保険証を廃止するだけで、百億円位のお金を節約できます。利用者が得る直接のメリットより、税金の節約といった間接的な利益の方が大きいという視点が欠けています。

^2: https://www.tokyo-np.co.jp/article/356969

2024年10月05日追記
ようやく出たきた保険証の不正使用問題。節約できる金額への言及も必要です。

2024年10月09日追記
マイナ保険証は、救急搬送時にも役立つという報道です。

2024年10月18日追記
確かに誰があなたの医療情報を見ることができるのかの説明は不十分です。

2025年01月29日追記
既存の健康保険証は簡単に偽造できるという報道です。

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