内閣府による2014年の日本の将来人口予想[^1]に驚きました。今から10年前の予想があまりにも楽観的なので、むしろ笑ってしまいます。社人研の中位推計ですら、今からみたらあり得ない数字です。そのうえ「2030年までに合計特殊出生率が2.07に回復した場合」という数字があり、「出生率回復ケース」というグラフになっています。どこをどうひっくり返したら合計特殊出生率が2.07になるのか、その根拠をぜひ教えて欲しいものです。実際にはその後10年間ほぼ下位推計に近い推移で来ており、内閣府には現実を直視する勇気がないのは明らかです。都合の悪い数字は出せないという事です。少子化は内閣府の予想を上回る速度で進んでおり、日本の財政は持ちません。日本の若者が将来に希望を持てない[^2]のも当然です。筆者はそうした思いを持つ若者に海外で働く事を勧めます。老後は日本で暮らすとしても、若いうちは海外に出稼ぎに行くという人生です。貴方が社会に出てから親の介護が始まるまでの間が勝負です。
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