選挙とはしょせん人気投票[^1]です。減税とバラマキのオンパレードで、財源はいつも誤魔化されています。それに「暮らしが苦しい」というのも相対的な尺度であり、昭和の頃の「苦しい」と令和の「苦しい」は全然ちがいます。子供の医療費が無料とか、高校の授業料が無償とか、昭和の人間からみたら「あり得ません」。ではその財源はどうなったのでしょう。それは積み上がった国債です。国民1人当たり1千万円の借金です。家の暖房や冷房のお金がなくて図書館で昼間を過ごすのが、昭和の貧乏人の定番でした。令和のいま、そんな人はいません。生活保護があって、家の暖房や冷房費用はもらえます。この国債を税金で返すのは若い人たちです。まだ選挙権もない学生や児童です。そうした若い人たちが大人に文句を言わないと、国債はさらに増えるでしょう。大人は問題を先送りし、そのぶん円安が進みます。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。