2025年2月24日月曜日

戸籍と年金

アメリカの社会保障データに、生存しているとは思えない120歳以上の人が登録されているという報道において、日本は戸籍があるから大丈夫という意見[^1]が載っています。でもその戸籍にも生存しているとは思えない120歳以上の人はたくさん登録[^2]されています。日本で戸籍と年金が関係してると思うのは自然です。でも実際には住民基本台帳が年金に関係しています。戸籍が更新されないのは不都合がないからで、日本に住所があれば年金受給者が存命かどうかは手紙や電話で調べる事ができます。アメリカの社会保障データは、そこに登録されていても年金が払われるとは限らず、古いデータが残っているのは更新する人がいないからです。そのうえ115歳になると米国年金の支給は自動的に停止します。日本でも住民基本台帳に名前があるという理由だけで、年金が払われる事はありません。マイナンバーはこうした不正受給を発見するために存在します。日本に住む外国人も条件を満たせば年金をもらえます。でも外国人は日本の戸籍は持ちません。戸籍と住民基本台帳の区別は大切で、これを知らない国民は意外と多いのです。

^1: https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/334686

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