I talk about interesting differences between US and Japan in Japanese from Silicon Valley and Tokyo.
2026年8月12日水曜日
日本の戦争
太平洋戦争の総括は国民の宿題です。教科書には歴史的事実が述べられているだけで、「なぜそうなったのか」という部分が抜けています。「なぜ日本は戦争に負けたのか」を戦術から解説した著作は多々あるけど、戦略面での分析は避けられています。日本が戦争に負けた理由は簡単で、最初から勝ち目がなかったからです。当時日本は石油の大部分をアメリカから輸入しており、飛行機を飛ばしたり戦艦を動かす燃料を仮想敵国に依存していました。真珠湾攻撃でアメリカの戦意をくじき、講和に持ち込むのが戦略だったという噂があるけど、それが実現しなかったので事実とは言えません。言い換えると、戦争をどうやって終わらせるかのシナリオを持っておらず、誰もそれを問題視していませんでした。日露戦争でロシアに勝ったからアメリカにも勝てるはずだという思い込みしかなかったという事です。それが沖縄戦でアメリカに負けた日本の最大の戦略ミスを生みます。沖縄を守れなかったという事は本土も守れないという事であり、この時点で降伏していれば広島や長崎の原爆攻撃は避けられました。でも首脳部は誰も降伏を言い出せず、その間にソ連を仲介役としてアメリカと講和を画策し、1か月以上も時間を無駄にしました。当時のソ連はヤルタ会談中に対日参戦を決めており、もちろん仲介役などやりません。誰も降伏を決断できないまま、2度の原爆攻撃で負けを認めたのが昭和天皇です。「なぜ日本は戦争に負けたのか」の答えは「日本に軍隊があったから」ではありません。そのうえ憲法9条は他国が対日戦争を始める事を想定しておらず、時代遅れです。国連があっても戦争は起きるし、強い国が武力で弱い国の領土を奪うのは憲法では止められません。「なぜ日本は戦争に負けたのか」に国民が納得する答えがないと、次の戦争でも再び日本は負けるでしょう。
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