大学の教養課程で落ちこぼれる学生のための塾があるという記事[^1]があります。昔から落ちこぼれる学生はいます。入試をパスしたから大学の授業について行けるという保証はありません。大学は高校とはちがい、落第生が出る事を前提にしています。ところがそれを知らない学生や親は現実を知って驚きます。問題なのは、高校の教師が大学の理系学部で必要な知識やスキルを知らないまま、進路指導して学力が不十分な学生を理系学部に推薦する事です。高校の数Ⅲを取っていない学生を物理学科に送るとか、数学の統計を知らない学生を経済学部に送るといった過ちが起きています。大学側もこうした学生を落第させるか、または高校レベルの授業を用意するかという選択を迫られています。ちなみにアメリカの大学は9月入学なので、夏休みの6月から8月に学力が不十分な新大学生に高校レベルの授業をする所もあります。教えるのは教授ではなくTAつまり学部の学生か修士博士課程の学生です。TAには夏休み中の仕事になるし、新大学生は必要な知識とスキルを得られるので一石二鳥です。日本は頑固に4月入学に固執するので、いっそ大学以上を9月入学にすればこうした時間も可能です。
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