天皇をどう続けるか[^1]という議論が本格化しています。今生天皇の実子が女性ひとりのため、女性天皇を期待する声があるものの、天皇は男性しか認めないという決まりがあるので、意見が分かれています。そこには女性天皇と女系天皇の違いが含まれ、整理が必要です。天皇は常に1人なので、その配偶者は近親交配を避けるため非宮家[^2]から選ばれます。歴史上女性天皇は6(8)人存在し、次の男性天皇が成人するまで中継ぎとして執務しました。伝説によれば初代の天皇である神武天皇は天照大神の5代下の子孫であり、天皇の権威を神話と結びつけたのは女性天皇である持統天皇です。つまり女性でも天皇になれるのは、武力ではなく血筋のせいとしました。天照大神は女性ですから、天皇が女性でも良いという事です。ただし女系天皇は女性天皇から生まれた子であり、歴史上は存在しないとされています。今の日本の憲法では男女平等なので、天皇は男性でも女性でもいいはずです。ところが天皇は男性という皇室典範があり、そこに法律上の矛盾があります。天皇は基本的人権を持たず、法律には縛られないという事なら憲法にそう書くべきで、時代遅れの印象はぬぐえません。万世一系で男性のY染色体が続く事が大事という意見には、なぜY染色体が大事なのかの説明がありません。天皇は役割であり、天皇家で育つ事の方が大事なので、家業として実子が天皇を継げばよく、女性天皇がいても何も矛盾しません。その実子が天皇になる女系天皇もあって然るべきと考えます。万世一系も天照大神と同様に天皇の権威を高めるための伝説である可能性は高く、DNA調査でどこまで血筋が遡れるのか知りたいものです。
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