この記事[^1]は小さな地方の町においても、その土地を世界一と考える住民がヨーロッパにいると指摘して、日本の地方の若者が都会に出て働く事を批判しています。ヨーロッパを鉄道やバスで旅行した事のある人なら分かりますが、ヨーロッパの地方の町はだいたい広い牧草地や畑に囲まれています。この記事そのものも、日本の可住地面積あたりの人口密度がイギリスやフランスと比べて3倍から6倍と高い事を報告しています。それはつまりヨーロッパの1人当たりの農地がそれだけ広いという事を示しています。日本の農地は平地が少なく、機械化に適していません。地方の若者が都会に行くのは地元にいても食えないからで、単に都会に憧れているからではありません。農家は跡継ぎとなる長男以外は食い扶持がなく、また地方には封建的な気風もあって若者には住み辛いのが事実です。農業や漁業は指摘されているように人手不足で、仕事はあります。でもそれで得られる収入が少ないため、若者はコスパを考えて都会を選びます。産物の加工販売まで含めて収入を増やしたり、インバウンドを誘致して働き口を増やすという努力は大切です。ただし条件の悪い村には不可能な事も多く、過疎化が進むのは当然です。日本は農業国である事をやめ、工業国になった事で1億を超える人口を維持してきました。人口が減るとインフラの維持も難しくなるので、むしろ人口を集約して小さな地方の村の数を減らすべきかと筆者は考えます。
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