2026年7月31日金曜日

日奈久断層

令和8年熊本地震を起こした日奈久断層は、令和8年4月の時点でマグニチュード7クラスの地震を起こす可能性が高く、30年以内の地震発生確率が「ほぼ0%から16%」[^1]と見積もられていました。この確率が3%を超えるとSランクとされ「いつ起きても不思議ではない」と言われていました。その地震が令和8年7月に起きたので、専門家の見立ては正しかったと言えます。でもその確率に幅があり「ほぼ0%から16%」と言われると、人は自分の都合の良い数字を使うので「ほぼ0%」と思っていた人もいるでしょう。それに前回の地震からわずか10年でまたマグニチュード7.1の地震が起きたので、30年以内の地震発生確率は100%でも足りないくらいです。つまりこの確率の確度には大きな問題があります。数字を出せばそれが一人歩きを始め「いつ起きても不思議ではない」という警告が忘れられます。でも数字を出さなければ、他の地震と比べて切迫度を比較できません。対策には予算が必要で、それは切迫度に応じて分配されます。熊本城の石垣が崩れるような地震が10年に1度の割合で来るなら、企業や市民にもそれ相当の準備が必要です。筆者はこの地震確率の数字を切迫度の判定に使う事には反対で、それより4段階のランク[^2]を使うべきだと思います。活断層ならS,A,Z,Xというランクで、確度があやふやな、しかも幅のある数字よりSランクと言われる方が納得できます。国内にはSランクの活断層が31カ所あるそうで、すべての都道府県で毎年1回は地震に対する避難訓練が必要です。

^1: https://www.kab.co.jp/news/article/16506854

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